お金のプロの銀行家に、頭が下がった体験談

大学時代の話です。ある時、いつもとは違うスーパーで買い物をしてから帰宅した所、留守電メッセージが点灯していました。

「〇銀行▲支店の××です。非常に大切なご用件がありますので、早急にお越しくださいますよう」という真剣なトーンの男性の声でした。この銀行は利用したことがなく、何の用かと訝しんだのですが、とにかく行ってみました。

受付案内の女性に電話のことを話すとすぐに個別ブースに連れていかれ、かしこまった態度の中年男性が出て来ました。「ご足労いただきまして…」と彼が差し出したのは、私の小銭入れでした。
カードローンの借り換えは、一体どんな審査してるんでしょう?既に借金がある状態なので審査ははじめて借りるときより不安でいっぱいですね。 ~ カードローンの借り換えは、どんな審査してると思う?

その時初めて、あっ!と思ったのですが、この銀行近くを自転車で通った際に、パンツのポケットから落としていたようなのです。

キャッシュカードなどは入れておらず、仲には1000円弱の現金とスーパーのメンバーカードだけでしたが、そこに記載された連絡先から私のことを調べてくれたようです。「責任をもってお預かりしていました。中身をお確かめください」と、あくまで真面目です。

人から見たら「ただの少額小銭入れ」だったのでしょうが、お金に対するプロである銀行管理職のこの男性が、真摯な態度で接してくれたのには心を打たれました。自分の迂闊さを反省するとともに、深く頭が下がる思いでした。

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